150周年を祝う集い(後半)

150周年を祝う集いのメインイベント、第3部「石城太鼓~時を越えて~」が始まりました。

150周年、最終年度に子どもたちが実現したいことの1つに、この石城太鼓の演奏がありました。「子どもも、大人も一緒になって石城太鼓を叩きたい」との・・・子どもたちの願いと、150周年事業実行委員会の方々の願いが合わさって、この「石城太鼓~時を越えて~」が実現しました。

最初は、小中学生チームの演奏です。中学生が加わると、演奏がさらに引き締まります。

いつもは人数が足らず、笛の演奏まで手が足りませんが、今日は中学生による笛の音が、石城太鼓らしさが掻き立ててくれました。

演奏も終盤になるとになると、子どもたちのボルテージも最高潮に達しました。

「ヤー!」のかけ声とともに、演奏が終えると、来場者の皆さんからの多くの拍手がおくられました。

続いて、大人チームの出番です。ホラ貝の音とともに・・・

保護者や卒業生による力強い石城太鼓が始まりました。

保存会の方の軽快な横笛が太鼓の音を一層弾ませます。

石城山の鬼たちや乳母も続々と登場しました。

般若も登場し、役者は揃いました。これが、本家本元の石城太鼓です。(やっぱり本物はすごかった!)コロナ禍により止まってしまった石城太鼓が、新たな息吹をあげた。そんな気持ちにさえ、なりました。

最後は、大人も子どもも一緒になって、二部打ち上げ太鼓の演奏です。大人と子どもが一緒に太鼓を叩きます。中には親子で叩く太鼓も。(親子で叩けるなんて幸せなことですね。}

総勢40名での演奏は圧巻でした。10歳以下の子どもから70代の大人まで、歳は違っても、同じ太鼓のリズムが叩けるのは、石城太鼓という塩田の絆が、時を越えて、ずっとつながってきたからではないかと思いました。

演奏終了後、「感動した」「震えがきた」「涙がでた」「こんな石城太鼓を見たのは初めて」等、多くの方々感想を伝えにきてくださいました。「『塩田の絆』を『大和の絆』にしたいね」とのうれしい言葉もいただきました。

150周年を祝う集いは、200名を越える皆様にご参加いただき、成功裏に終えることができました。

子どもたちにとって、塩田の皆様にとって、心に刻まれる1日になっていれば幸いです。150周年記念事業実行委員会の皆様、サポートスタッフの皆様、応援してくださった全ての皆様に、改めて感謝を申し上げます。

(追記)

150周年を祝う集いには、転勤していった教職員も来校してくれました。ちょっとした同窓会に、嬉しそうな子どもたちと先生たちでした。いつまでも塩田っ子たちを応援してくださってありがとうございます。