本校では、子どもの学力向上、そして教員の授業力向上のため、いろいろな方に授業を見ていただいています。
今日は、光市学力向上推進リーダーの中谷教頭先生(浅江小)にご来校いただき、本校の授業を参観していただきました。
最初は5・6年生の国語科の授業。5年生は詩「からたちの花」、6年生は詩「せんねんまんねん」の表現の工夫を見付け、その効果や印象について伝え合う授業でした。
5年生、6年生それぞれが教員の直接指導を離れ、自分(自分たち)で考えたり、話し合ったりすることができるようになりつつあることを褒めていただきました。
学習内容は違っても、同じ学級の仲間として授業の最後に、5年生と6年生とが学習したことを伝え合うこともとてもよいということでした。今後も続けていきたいです。
次は1・2年生の算数科の授業です。1年生は「10+○の計算」、2年生は「100をこえる足し算の筆算」の授業でした。
2年生の直接指導をしている間、1年生はこれまでの復習。タブレットPCの学習支援アプリをつかいながら、この時間に必要な学習内容をしっかりと復習している1年生の姿を褒めていただきました。
また、1年生に直接指導をしている際、2年生が黒板を使って自分の考えを整理している姿もすばらしいとのことでした。
複式授業では、2学年の学習内容が同時進行し、教員が直接指導する場面と、間接指導しながら見守るという場面が生まれます。指導の複雑さはありますが、子どもたちが自分たちの力で自律的に学ぶ力を身につけることができるというよさも感じています。
最後は、3・4年生の総合的な学習の時間の授業。光紙芝居をきっかけに、石城山の伝説、神護石のなぞなどを調べてきた子どもたちが、学んだことをどのように伝えていきたいかを考える授業でした。
子どもたちからは「本」「ポスター」「新聞」「タブレット」「インターネット」等、さまざまな方法で伝えていきたいとの思いが出されました。ふるさと塩田、そして、そのふるさとを守り続けようとしている多くの人たちがいることをしっかり伝えていけるとよいですね。
子どもたちの力で「ふるさとのよさ」を伝える学習活動をしっかりと行っていくとよいとの助言もいただきました。
授業を見てもらうと、子どもたちは自分の一番よい姿を発揮しようとします。見ていただいた方にはその頑張りや成長を褒めていただきます。その繰り返しの中で、子どもたちが確実に成長してきていることを実感しています。