令和の大改修で開催が1年ずれたそうですが、11年ぶりに石城神社の御式年祭が開かれました。ふるさとの伝統文化に触れる絶好の機会であることから、1日目(4月15日)は、学校行事として全校で参加しました。
当日はあいにくの雨模様、しかし、石城神社は朝から活気づいていました。
屋外で演奏を奉納する石城太鼓のためにテントも設置しました。準備は万端。後は雨が弱まるのを待つばかり。
厳かな雰囲気の中、本殿正殿祭が始まりました。
本校高学年女子児童が神子として参加しています。
石城笛の会の方々の笛の音に合わせて、神子舞奉納が始まりました。
4か月間の練習の成果を生かして、素晴らしい舞を見せてくれました。宮司様にも「神子舞の踊りに涙が出た」「きっと神様もよろこんでいらっしゃる」とお褒めの言葉をいただきました。
本殿正殿祭が終了した後、境内にて、石城神社の奉納を行いました。
代表児童2名による力強いあいさつの後、演奏が始まりました。
さっきまで神子をしていた児童を含め、4~6年生全員で太鼓を叩きます。
今回は、新たに石城太鼓の幟をつくりました。2・3年生も幟を振って太鼓を盛り上げます。
石城笛の会の方々も横笛で応援してくださり、演奏に石城太鼓らしさが増します。
10年に一度の機会。これまでよりもさらに気持ちの入った演奏となりました。来賓の方からは「演奏が始まったら雨が降っているのを忘れてしまうくらい、引き込まれてしまった」「子どもたちの力は、すごい」と興奮気味に感想をいただきました。
月曜日に入学したばかりの1年生の雨の中、しっかりと先輩たちの活躍の姿を見ることができました。
子どもたちにとって、大人になっても忘れることできない経験ができたのではないかと思います。貴重な活躍の場をくださった地域の皆様、参加・参観、送迎やこれまでの練習にご理解をご協力くださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
(番外編)
その後も、当日の午後の集落参賀や余興、そして翌日の御神幸祭、と御式年祭は続きました。
翌日の御神幸祭には、神子舞や獅子舞の奉納がありました。
地域の方々の「伝統文化を守りつないでいこう」とする強い思いについても感じられる2日間になったのではないでしょうか。